【漫画】毎日に疲れたら『ちびまる子ちゃん』
どの本屋に行ってもいっぱい並んでますよね。
さくらももこさん1周忌ということで。
1年経ったのかぁ…。
と思って、購入しました。
INDEX
癒される…
わたしはアニメはみてたけど、漫画ではあまり読んだ記憶がないんです。
たぶん、友達の家とかにあれば、読んでたんじゃないかな。それくらいです\(^o^)/
だから、ほぼはじめての気持ちで読みました。
時代が違っても、子どもの気持ちはみんな一緒ですよねぇ。
時代も違うし、町も、家族も、クラスメートも、全然違うのに、なぜか自分と一体化できるちびまる子ちゃん。いや、これは願望なのかな…?
読むだけで心が洗われる気持ちです。
どうでもいいことがイヤでイヤでたまらなくて駄々こねたり、なんとかならないかって真剣に悩んだり…
一生懸命生きてたんだなぁ…
ってしみじみしちゃいました。
大人になってから読むと感じ方が違う
というのは、わたし、子どもの頃はあまり好きじゃなかったんです。
すっかり忘れてましたが、読んで思いました。
ちびまる子ちゃん、あんまり好きじゃなかったです。そういえば。
なぜって、たぶん、子どもの日常だからです。
子どもの時だったから、同じ子どもの日常みてもそんなに面白くなかったんじゃないかな…?共感することも当然のことだったんじゃないのかな…?
家族構成も、私の家に近いんです。
私、小さいとき、家が、地元が、つまんなくてイヤでたまらなかったんですよ( ;∀;)似てるちびまる子ちゃんが好きになれなかったのかなぁと、今なら思います。
でも今読んだら、懐かしいやら、かわいいやら、せつないやら…。
子どもの時って、イヤな行事いっぱいあったなぁって。でも出なきゃいけないんですよね。
それで「イヤだなぁ〜」って思って行くのに、毎回楽しい気分で帰ってきてたの、思い出しました(笑)
あと、家庭教師の先生に冷たくしちゃって、最後に罪悪感を抱くお話なんかは、なにかしらの記憶に触れませんか?
あとあと、豪雨による災害のお話も。災害にはしゃいじゃって、でも被害がひどい地域に行ったら友達がその被害に遭っていて、その様子を見て考える姿も、ちょっと切なくて…。
こうして、ひとつひとつ積み重ねて大人になってきたんだなぁと、ちびまる子ちゃんを読んで、なんか…噛みしめちゃいました。
子どもの時にちゃんと読めばよかったのになぁ…
落語が好きだったさくらももこさん
ちびまる子ちゃん2話で
「わたしは子どものころから落語がすきでときどきマネをしたがウケたためしがなかった」
と、コマの外で書いてるんです。
あれ…?もしかして……
ちびまる子ちゃんって、落語だったのか!
と…衝撃を受けました。2話にして。
そして調べてみたら、春風亭小朝さんの出待ちをして、弟子入りを申し出ようとしたと、エッセイに書いているそうです(タイミングを逃して申し出られなかったらしいです)。
なるほど…
日常のおもしろいキャラクターと、ちゃんとオチがあるのは、なるほど、落語なのか…
衝撃です。
ちびまる子ちゃんは、落語です。(過言)
でもこうしてみんなに愛されるのは、落語が根底にあるからなのかもしれないですね。
日常に疲れた時こそ『ちびまる子ちゃん』
私がこの本を手に取ったのは、そういうことだったんだなぁと思いました。
最近、本を読む体力もなかったんです。やりたいことはあるけど、なかなか手につかない…やる気がでない…とにかく疲れる…という感じで、ブログもサボりがちに…(>人<)
それでも本屋の近くに出かけた時は絶対に寄ってしまうんですが、この、いかにも優しいタッチに引き寄せられました。
そして、癒されて、笑って、切なくなって…。
忘れかけてた感覚、とかじゃないです。
すでに忘れていた感覚、を、思い出します。
毎日を、一生懸命生きていかなきゃいけないなぁ…と、さくらさんの一周忌ということもあってか、考えてしまいます。
さくらももこさん、こんなにたくさんの作品をのこしてくれて、ありがとうございます。
せつないけど、心から感謝です。
みなさんも、ちょっと疲れた時、癒されたい時…ぜひ、読んでみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!