【読書】魔女のお話!おススメ本5冊【ハロウィン】
今月末は、いよいよハロウィンです。
9月から、街のレイアウトはハロウィンになってますよね。
仮装…はしませんが、魔女が大好きなんです。
少しですが、魔女が出てくる本を5冊、紹介します。
INDEX
『西の魔女が死んだ』梨木香歩
中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも…。
(BOOKデータベースより)
小説です。
「魔女」って呼んでしまっていいのか…この括りに入れていいのかちょっとわからないんですが、でも、「魔女たるもの、覚悟と精神力は必要なはずだ!」という私のこだわりもあったので、まず、この本にしました。
最初は私たちがいる街から始まりますが、おばあちゃんのところへ行ってしまうとまるで時代が違うよう。ジブリでやってなかったっけ?と思うほど、優しく厳しく自然溢れる世界が広がります。おばあちゃんの家で暮らしてみたくなります。
結構前かもしれないけど、夏休みの課題図書にもなっていました。
いいなぁ。私も高校生の時に出逢いたかった。
何回も読み直してしまう本です。
『魔女学校の一年生』ジル・マーフィ
ミルドレッドは、カックル魔女学校の一年生。でも、学校一の劣等生で、何をやってもドジばかり。ほうきから転がり落ちるは、薬の調合はまちがえるは…。とうとう、ハロウィーンのパーティをだいなしにしてしまい、ミルドレッドは夜中、学校からにげだした…。
(BOOKデータベースより)
こちらは児童書です。
ハリーポッターよりも先、1974年に発表された本なんです。ハリーポッターの原型ともいわれているんですよ。
ハリーポッターに比べたら、お話がシンプルで短いので、ハリーほどの大冒険はしません。ミルドレッドも落ちこぼれなので、名前だけで有名人、毎回ものすごい活躍で学校を救っちゃうハリーに比べたら見劣りしちゃうかもしれない…。
でも、だからこそリアルなんです。
ミルドレッドは自信がないし、薬の調合も失敗するし、なにをやってもだめな…まるでのび太くんなんです。
でも、いつも怒られながらも、めげずにズルいことも考えながら(笑)、なんとか頑張っています。
ここまでのドジっ子も最近めずらしくないですか?(笑)
『いたずらまじょ子』藤真知子
夜の交番に、デパートに、そして帽子屋さんに、今日もあの子はやってきます。名前はまじょ子。とってもふしぎな子なんです。
(ポプラ社HPより)
こちらも児童書。
私が生まれる前からはじまってるし、どうやらまだ続いているらしい…。時代が変わっても人気だなんて、すごいですね。大好きだった本なので、嬉しいです。
まじょ子はいろんな子どものところに、突然現れます。
そして一緒に遊びに行ったり冒険したり…結局いたずらばっかりして、最後にはぜったいまじょ子のお母さんに怒られて終わります(笑)。(シリーズ全部は読んでないので、例外あったらごめんなさい)
次は自分のところに現れるんじゃないかって、わくわくして読んでいました。
小学2年生向けの本ということもあり、絵もふんわりしててカラフルでとっても可愛いんです。
もちろん、1冊ずつお話は完結します。好きなタイトルだけ選んでも、十分楽しめますよ。
『シュガシュガルーン』安野モヨコ
「アグランディスマン シュガシュガルーンショコルーン あなたのハートをピックアーップ!」魔界のクイーンを決める試験のため、ちいさな魔女が人間界にやってきた!ショコラとバニラは、親友でありライバル同士。ふたりは私立萌黄学園に通いながら、集めた人間のハートの数を競うことに。しかしショコラはさっそく、謎の美しい少年・ピエールにひとめぼれ…!?たったひとつの魔女のハート、ショコラは守り抜くことができるのか?甘くてキケンな、ふたりの恋と試験のゆくえとは…
今度は漫画です。
先日の少女漫画でも紹介しましたが、本当にかわいいので…。
いたずらまじょ子がもうちょっと大きくなったような、おてんばなショコラと、性格がまるで真逆な泣き虫のバニラが、めっちゃくちゃ可愛いです。
服装もおしゃれなんです。黒づくめじゃないんです。ピンク・パープル・ブラック・ホワイトが多いイメージ…。
魔女って服装も道具も世界も、いくらでもかわいくできちゃうことを、この漫画で知りました。
集めるものは男の子のハートだし、チョコレートが降ってきたり、部屋をお花でいっぱいにしたり、保護者は超人気ミュージシャンだったり…(笑)。作者の安野さんの、頭の中の宝石箱って感じです。魔女ってこんなにも自由に描けるんだなぁ…。
少女漫画なので恋愛もありますし、でも楽しいだけじゃなくって、親友のバニラが黒くなっちゃったり…と、しっかりしたストーリーがあるんです。
テンポがいいのでどんどん読めます。そしておしゃれに目覚める。ぜったい!
『マクベス』ウィリアム・シェイクスピア
スコットランドの武将マクベスは、荒野で出会った三人の魔女の奇怪な予言と、激しい夫人につき動かされ、かねてからの野心を実行に移していく。王ダンカンを自分の城で暗殺し、王位を奪ったが、その地位を失うことへの不安から次々と罪を重ねていく…。四大悲劇の一つを新訳で。
(「BOOK」データベースより)
まさかの、戯曲です。
「魔女の」っていうと語弊がありそうですが…。
主人公はもちろんマクベス、そしてマクベス夫人です。ですが、マクベスといえば3人の魔女が欠かせませんよね。よく見たら、私が持ってるマクベスの文庫本の表紙、魔女だったんだなって…いまさら気がつきました。
有名な「綺麗は汚い。汚いは綺麗。」この台詞もマクベスに予言をした魔女たちの台詞なのです。
シェイクスピアの時代の魔女ということで、先に紹介したような可愛らしい魔女ではありません。いかにも、昔からのイメージの魔女。
人間をそそのかして、からかって、苦悩する様を見て喜んでる、魔女。
だから、最後に持ってきました。
かわいい魔女も大好きですが、この人間を遊び道具にするばあさんこそ、魔女の根源ですよね。
シェイクスピア、やっぱりカッコいいです。
ぐっちゃぐちゃですが5冊ピックアップしてみました。
いかがでしょうか?
よろしければハロウィンに向けて、1冊でも興味を持っていただけたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。