【読書】もぐ∞
今日は久しぶりに、本の記事!
最近はずっとカフェメニューかアイドルだったから…
と、いっても、
本のタイトルは「もぐ∞」。
詩人・最果タヒさんの、「たべる」を語るエッセイです。
テーマとしては…変わらないかも(笑)
INDEX
もぐ∞
内容紹介
ほぼ、書き下ろし!! 詩人・最果タヒが、「食べる」について綴った異色のエッセイ集登場! 食べ物へのあきらめ、偏愛、「好き」という感情について語りつくした自由度無限大の一冊。 「ぼくの理想はカレーかラーメン」「大人は温度を食べている」 「良いサンドウィッチはミステリー」「ジャジャーン!ポールエヴァン!」など25作品収録!! 味覚は、人間が外部を「感じとる」ための道具なわけだ。 だとしたら、その味覚は幸せを呼ぶためだけのものでも、飢餓状態を回復するためでもなくて、 世界を見るためのものかもしれない。(「担々麺経由世界行き」より抜粋)(Amazon商品の説明より)
最果タヒさん
1986年、神戸市生まれ。2008年、『グッドモーニング』で中原中也賞を受賞。2015年、『死んでしまう系のぼくらに』で現代詩花椿賞を受賞。詩集に『空が分裂する』『夜空はいつでも最高密度の青色だ』『愛の縫い目はここ』、小説に『星か獣になる季節』『かわいいだけじゃない私たちの、かわいいだけの平凡。』『渦森今日子は宇宙に期待しない。』『少女ABCDEFGHIJKLMN』『十代に共感する奴はみんな噓つき』、エッセイに『きみの言い訳は最高の芸術』、対談集に『ことばの恐竜』がある。
(『もぐ∞』より)
「たべる」ことを考えたり、楽しんだりする本。
なんて言い表せばいいのか、わかりません。それくらい、自由な本です。子供のような感覚かもしれません。
でも、共感します、きっと。
たとえば、オムライスのお話があります。私は小学生の時からオムライスが大好きなので、わくわくしながら読み始めました。
ところが最果さんは、イメージしているオムライスが出てくるのか、本当に今オムライスを食べるべきなのか、これらについて悩み始めちゃうんです。しかも、お店の前で(笑)。
その悩みがまた、深みにはまっちゃうんですね。
そして「幸せを諦めるように」お店に入っちゃって、最後には幸せを望むことがファンタジーに思えるくらいの境地になっちゃいます(笑)。
気がついたらタイトルを見た時のわくわくと、違うわくわくに変換されていました。
全25作、違う方向に突き進みますが、全部楽しく読みましたヽ(^o^)丿
特に共感した2作
『パフェはたべものの天才』
わたし、常々「パフェは王様」って言い続けてたんですよ。
こんなところに!同志が!!!と、大喜びで読みました。
しかも想像以上のパフェ好きで、もう一つ『パフェは自給自足のロマンチック』というタイトルもあります。この本の25作中2作がパフェです。
いいよね、パフェ。
カロリーとかいろいろ考えると罪深いと思ってたけど、この本を読んでから今はよく頼んじゃってます、パフェ。だって、天才なんだもの。
『アイスクリームは魔法味』
この作品は、最果さんが子供の頃に読んだ本のお話からはじまります。
そして、思い出しました。
私もその本、大好きだった。
絶対、大好きだった。
この記事を書くにあたってまた思い出したので、探しました。
やっと…みつけた…!
これを最果さんも読んでいたのか…と考えてしまいますね(よく考えたら同い年だから同じものを読んでいたと思われる)。
この本はタイトルどおり、アイスクリームの国へ招待されるんです。
私も、この世界はなぜだかかなり信じ込んで、魅力的に感じました。
このお話から始まるアイスのお話、とってもかわいい&そうだよね~!と思います。
やっぱりアイスはファンタジー要素があるんだなぁ。
アイスはペンギンさんが作ってる。きっと、作ってる。そう思いたいんです。
ちょっと伝わったかもしれないですが…。
1つ1つの食べ物への感情を、深堀していきます。
つまり、
おなかがへります。
でも食べることに、罪深さなんて感じません。
たのしく、たべたい!なんです。
やっぱりおいしいもの食べるのって、幸せですもんね。
毎日美味しいものをたべて、しあわせを感じましょ╰(*´︶`*)╯♡
そんな気分になる本です(笑)
おススメです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!