いちばんちいさなうみ

可愛い・かっこいいを偏愛して、しあわせを目指すブログ。OL脱出ゲーム中。

【まるで新型コロナ】『ペスト』カミュ【ネタバレあり】

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こんばんは。

 

毎日毎日、新型コロナウイルスのニュースでもちきりですね。

この影響、いつまで、どこまで、続くんだって感じで、

終わりが見えないのが、不安ですよね…。

 

なにが正しいのか、大袈裟なのか、でもやっぱり気をつけないといけないし…。

どの情報を信じればいいのかも、わからないです。

 

思えば最初から、想定外の展開の連続でした。

中国・武漢の閉鎖が、もう衝撃的でしたもん。

 

そしてどんどん患者が増えて、いろんな公共施設を病院がわりにしたりして…。

 

日本を含めた中国以外の国は、自国の国民を帰還させるためのチャーター機を出しましたね。

「そんなことあるんだ…」

と思いました。

この時点でも、すべてにびっくりでした。

 

今度は帰ってきた人たちに一定期間過ごしてもらう施設がなくて、公務員の施設が使われたりして…

 

『普通じゃない』っていうのをいちいち感じました。

 

でも、この辺まではまだ、そんなに近いことと思ってなかったんですよ。

間近になったのは、やっぱりマスクですよね。

マスクがこんなになくなることなんて、

さらに高額転売されるだなんて!

予想もしなかったし、

なんだかんだ言っても日本人は「自分は大丈夫精神」だと思っていたから(ごめんなさい)、

本当に外に人が少なくなるとは!

 

報道や政府の動きが大袈裟だって言う人もいるけど、結局外国もイベントとか中止していて…。

たぶん、全て過ぎ去って、落ち着いてみないことには、

大袈裟だったのか、

正しい判断だったのか、

わからないでしょうね。

 

それに、なにを舞台とした当事者なのかによって、

どこに軸を置くのか、人によって全然違うわけですからね。

みんなの『1番大事にしているもの』が、違うんですよね。

 

政府はできるだけ広げないことだろうし、

お医者さんは早期発見して治すことだろうし、

わたしたちはかからないように、ですかね?

これはすべて『命』を優先してますよね。

『経済』

『教育』

『心』

etc…

 

大事にするものが違うと、意見が変わってくるは当然です。

 

前置きが長くなってしまいました。

このコロナショックを予言したような名作があります。

 

それがカミュの『ペスト』です。

 

『ペスト』 

あらすじ

アルジェリアのオラン市で、ある朝、医師のリウーは鼠の死体をいくつか発見する。ついで原因不明の熱病者が続出、ペストの発生である。外部と遮断された孤立状態のなかで、必死に「悪」と闘う市民たちの姿を年代記風に淡々と描くことで、人間性を蝕む「不条理」と直面した時に示される人間の諸相や、過ぎ去ったばかりの対ナチス闘争での体験を寓意的に描き込み圧倒的共感を呼んだ長編。

(Amazon内容紹介より)

 

もう、これは、すごい。まじすごい。

とにかく、おもしろいんです。

すごく厚い本で、読書に多少慣れてるくらいじゃ二の足を踏むレベルの厚さです(わたし)。

でも、読み始めるとぐんぐん進みます。

なぜなら、おもしろいから。

あまりにもおもしろいから。

先が読みたくて読みたくて仕方がないんですよ!

この本は、そもそも、こんなにおもしろい本なのに…

あらすじを読んでおわかりでしょう。

現在のコロナショックの動き方の、予言をしているのような内容なんです。

 

まるでコロナショック?な内容(ここからネタバレ)

架空都市オランでの、ネズミの大量死からはじまります。

最初はなにが起こったのかわかりません。

わからないうちに街中に広がっていき、

読んでいるだけで気持ちの悪い光景が目に浮かび、

ネズミの金切り声が聞こえます。

 

そもそもネズミがいない建物にネズミの死骸があることで、

門番はタチの悪い悪戯だと怒って、見張りをはじめました。

それでも増えていくネズミの死骸を、片付けるのももちろん門番です。

ある日、門番の容態が悪くなり、

あっという間に死んでしまうのです。

 

門番から始まったこの症例が、街に少しずつ見えるようになってきました。

違和感を感じた医師リウーは、死亡者数を報告させます。

この時点では、まだ、この異様さを感じているのは医師たちだけでした。

知事も楽観視していました。

 

『ペスト』という言葉を耳にするまでは。

 

まるでヴォルデモードみたいな、名前を言ってはいけないような、それほどの恐怖心をもたらすペストという言葉。

 

ペストは、新型コロナウイルスのような新しいものではなく、遠い過去に記録があった病気です。

しかし、その時の記録の数字は、数え方すらわかっていなかった時代の数字なので確実ではないことを、医師リウーは知っていました。

 

過去の例があるとはいえ、実際の記録は今初めて取っていくことになるということ。

つまり…なにが起こるのか、実質なにもわからないということです。

 

どんどん増えていく死亡者数…

 

知事は、突然、街の行き来を閉鎖しました。

そう、まるで武漢ですよね。

今は感染者数が多い国に滞在歴があれば、入ることができない国もたくさんあります。

でも、この街はもっと厳しくて。

旅行者であっても、仕事でその時間滞在しただけの人であっても、出ることができなくなりました。

出たら射殺されるレベルです。

 

それでも、最初は街の人たちも楽観視していたんです。

 

そう、「いつか終わる」です。

 

しかし…

やっぱり終わりが見えないのです。

 

そうなると、オランの街がどんどん変わってきます。

行政の対応の遅さ、現実から目をそらし続ける市民たち…

そうこうしている内に病床が足りなくなって、

公共の施設にベットを持ち込むようになりました。

だんだん、公共の施設だけでは足りなくなります。

家族が感染すると、その同居家族も専用の施設に隔離されるようになりました。

物価も高くなり、貧富の差が激しくなりました。

 

戦争という不条理と現在が重なっている?

現在イタリアでは、罹患者・死亡者が多すぎて、

陽性が出たら隔離施設→亡くなったら葬儀もなしに火葬

というニュースを見ました。

これも、まるで『ペスト』をなぞっているかのような状態…。

 

じゃあカミュはこの『ペスト』が流行することを予想してこの話を書いたのでしょうか?

いえ、あらすじの最後にもある通り、

カミュは、ナチスドイツ占領下の不条理を『ペスト』という小道具を利用して暗喩したといわれているんです。

占領下の過酷な状況で、仲間同士の裏切りや密告、愛する人との離別、罪なき人の死…。

 

そんな絶望の中で、それぞれの行動をもって生きていく人々…。

 

この本の無気味さというか、怖さというか、更に深まります。

不条理な死という共通点が、こうまで同じ状況を生み出すなんて…。

現状の捉え方が、更にわからなくなります。

でも、きっと私たちは現状から逃げるでもなく、

行動して戦っていくしかないのだと思います。

 

私たちの世界

すごく長い本だし、読んでいてつらいシーンもあるんです。

でも、最後まで読むと、もう一度読み返したくなります。

私も、即読み返しました。

本を読み終えたら、大体は感傷に浸りたい…特にこの本は…。

なのに…!

「こんなにおもしろい本があったなんて!」

と、興奮冷めやらずな状態になってしまって、その勢いでまた最初に戻ってしまいました。

現実に戻っても、この本の登場人物のことばかり考えてしまいます。

 

ここまで、戦争や、今の新型コロナウイルスの現状に…とか書きましたが、

そもそも不条理って、普段から私たちの世界にあふれてるじゃないですか。

 

でも、私たちは、自分の信じる行動をしていくことで、前に進もうとします。

先なんて見えなくても、行動することで進もうとします。

 

今、コロナショックと呼ばれるほど、金融市場も大混乱しています。

金融市場が混乱するということは、人々が不安でいっぱいということなんです。

 

こんな時こそ、私たちの大事にするものに気づき、誠実に生きていく必要があるのだと思います。

 

ぜひ、今、『ペスト』を読んで、いろんな登場人物に触れて欲しいです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

心の健康を目指して、会社員脱出ゲームを開始します

大変久しぶりの更新となりました。

万が一「そういえばあの人ブログ更新してなくない?」て気付いてくれた人がいたら(ありがたいのですが)、死んだのかと思うだろうなぁと思っていました。

忘れていたわけでは…ないんです。

忘れてないのに月単位で空くってなんなんだ!と、自分にすごく思っています。

とにかく

書く気がしない。

単純に、ただこれだけです。

普通は、「忙しかった」とかあると思うんですけど、仕事は引くほどヒマでした。

ほぼ定時で帰っていました。じゃあそれから何をしていたんだって、ひたすら本を読んで、ハロプロを眺めて、マリオカートをして、それすら気分が乗らない時は、

ぼーーーーーーーーーーーーっと

していました。

 

前回の最後のブログ更新は↓なのですが…。

www.rubyrubysea.com

 赤い表紙が本当に目立っていたので手に取ってしまった、本の紹介でした。

 

そして、さらに前の記事が、↓

www.rubyrubysea.com

『うつヌケ』という本について書いているのですが、なんと2回目の『うつヌケ』の記事でした。

 

そして、これはちょっと遡っちゃうんですけど↓

www.rubyrubysea.com

11月中旬にはこんな記事も書いていて…。

 

そう、わたし、どうやら軽く心を病んでいたみたいなんです。

・大好きなハロプロを聴きたくない時がある

・小さなことにもイライラする

・発熱や食欲不振などの体調不良を繰り返す(体力の低下)

・集中力・記憶力の低下(ミスが増える)

・眠れない

・周りの声が異常に気になる

・自分を過剰に低評価する

なんだか、自分ではこれ以上思い出せないんですけど(笑)

仕事は決して向いてないと思ってないです。

「これはおかしい」と思った決定打は、ハロプロなどの大好きな音楽を拒否したことでした。

他の症状は、年齢や仕事が変化していくためだと思っていたので、2、3年かけて熟成していました。少しずつだったので目に見えにくく、自分の変化だと思っていたんですね。

 

でも、「そういう病院には行きたくないなぁ…」と思ってしばらく放置していました。

行くきっかけになったのは、朝、身体が起き上がらなくなった時です。

こういうの、聞いたことはありますよね。

が、私、毎朝起きられないから、そういうもんだろうなと思っていたんです。

でもその時は

「身体も頭も重い…お腹に力が入らない…起き上がったら吐きそう…」

みたいな感じだったと思います。もはやうろ覚えなんですけど(^^;

とにかく具合が悪い、頭が回らない…そんな時に頭に浮かんだのは『うつヌケ』で何度も出てくるシーン、朝にうつがやってきて布団の上に乗って人の身動きをとれないようにしている絵でした。

「あぁ、これか………」と思いました。

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その後、1年で2回目の胃腸炎になって、点滴を受けてぼーっとしている時に

「わたし、なにしてるんだろう?」

と思って、お金とか仕事とかブログかく時間とか気にしないでみようと思いました。

 

無計画で2泊3日の旅行に出て、

都会の映画館で映画を見て、

好きなだけ本を買って、

好きなものを食べて、

会いたい人に会って、

高い服は我慢したけど。笑

 

自分探しとかそういうのは好きじゃないけど、心をちょっとだけ戻したかったんです。

 

結構ラッキーな人生なので、無計画の方が楽しめるタイプで、

スケジュールがうまくいかなかったり、

待ち合わせ時間ギリギリまで本屋にいたら、迷子になって完全に遅刻したり、

初めての映画館なので購入した席が予想外にスクリーンに近すぎたり笑

失敗もたくさんあったんですけど、旅行ってすべてが楽しくなるんですよね。

いつも会うわけじゃないので、多少うまくいかなくても友達も笑ってくれて、すごくありがたかったです。

 

その結果、今は

 

ハロプロは可愛いし、

本を読むのも楽しいし、

旅行も行きたい!

と、好きなことをする気持ちは戻ってきました。

 

でも、すぐ頭痛や吐き気はするし、仕事やブログを書く要領は悪いです。

しばらくはゆるくやっていこうと思います。

 

わたしは、もともとポジティブ!なタイプではありません。

でもすごくまじめなタイプでもありません。できるだけ楽しようとするタイプです。

そんな私でも、こういうことになるのか…と、勉強になりました。

こうなる前に『うつヌケ』を読んでいてよかったです。笑

 

と、同時に、

「仕事辞めたいな」

という気持ちが確信に変わりました。

今までは、世間並みに思っていたつもりでした。

しかしここまできたことで

「仕事のために、私を壊し続ける必要があるのか?」

と思い始めました。

ていうか

「どんな理由があろうとも、自分を殺す必要なんてない」

というのが、最近の私の気持ちです。

 

自分に優しすぎるかなぁ?

 

自分の思っていることにすら自信がありませんがせっかくの人生なので、

自分に優しめに、でも迷子になりながら、新しい道を探していこうと思います。

 

それに、同じような気持ちの方、絶対いると思ってます。

でも…自分を殺しちゃだめです。

理不尽を我慢しないと、空気読まないといけない現代って…なんなんでしょうね。

がんばって逃げ道を探していきましょ!

 

これからまた、自分を取り戻すために、スローペースで頑張っていきますので、よろしくお願いします。

 

【読書】『ヒトは「いじめ」をやめられない』

 

赤い表紙があまりにも目立っていたので、手に取ってしまいました。

いじめなんて、本当にしょうもない行為だと思っているんです。どっちにとっても時間の無駄だなって。

でも、この本は、いじめることはDNAに組み込まれていることだということで…うーん、なるほど。

人間って複雑なようで単純なようで…やっぱり面倒な生き物だなぁ…と思いました。

INDEX

『ヒトは「いじめ」をやめられない』

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「子どものいじめ撲滅」に向けて、大人たちが尽力している一方で、大人社会でもいじめによる事件が後を絶たない。これは、「いじめは本来人間に備わった“機能”による行為ゆえ、なくすことは難しい」という一面があることから考えるとうなずける。ならば、いじめに対するアプローチ法を変えて、その回避策を考えていくことが、良好な人間関係を維持するための最善策だ。本書では、子ども、大人の「いじめ」に関して、どのように防止・対応していけばよいのか、脳科学の観点から論を進める。

(「BOOK」データベースより)

 

いじめは生き抜くために起きる

生物として、人間は強くありません。

なので、

群れることで生きていける=ひとつの群れの中で異質なもの→排除しなきゃ生き抜けない!

ということで、人間の機能としていじめが起きるのだそうです。

いわば本能なので「いじめは悪い」と言われたところでやめられることではないということです。

この本でちょっと面白かったのは、いじめは「悪い人」ではなくて「正義感の強い人」がしてしまうということ。

なるほど、生き抜くためと思うと、納得です。

また、大人のいじめなんかは特にそんな言い訳がなされているからなくならないんだなと、考えてしまいました。

 

「逃げればいい」っていうけど…

子どもだって、いじめられたなら無理せず転校していいって、この本では書いています。

が…わたしの考えで申し訳ないんですけど、なんで?て思うんですよね。

立ち向かえばいいなんて、思いません。

いじめてる方が辞めたり転校したり、いじめちゃう心の病を治す努力をするべきじゃない?と、思うんです。

大人なら、無理して少ないお給料稼ぐ必要ないって、言いますよね。私もそう思います。

でも…辞めて、生活費どうなるの?

少ないお給料なんだから、貯まらないし…。

貯まってるからできることであって、嫌でもお金の問題で辞められない人だって、会社自体は嫌いじゃない人だっているはずで…いじめられてるから辞めたらいいって、乱暴なんじゃないかなと思う時もあります。

いじめた側が辞めるべきじゃないかなと思います。

外国ではいじめた方がカウンセリングとか受けるらしいけど、日本では、そんなの難しいですもんね…。

だから、お金よりも自分が大事と割り切って、やっぱり自分が壊れてしまう前に逃げるしかないのだろうなぁと思いました…悔しいけど…。

 

いじめ対策

この本の後半は、具体的な対策が書いてあるんですけど…実践するのはなかなか難しいかも…?と感じました。

妬みは、「プロ意識を見せ、獲得可能性を下げる」で解消できるというのが、その通りだし、でも、簡単じゃないからそれまでが辛いなぁ…とか、相手との距離はどうしても遠くなるなぁ…とか。

そのほかにもいろいろあるんですが、子どものいじめが行われる場所はだいたい決まっているので、そこに監視カメラをつけてしまえばいいというのがあります。

手っ取り早いですよね。むしろなにがやましくて嫌なのか、とか考えてしまいます。でもそこまでしなくてはいけないというのも、なんだかかなしいんですよね。

だけど、いじめることは私たちの本能なので…こうしてかわしていく方法を身につけるしかないのかなぁ…確かに自分を変えるしかないんだけど、いじめられる側が対策するしかないのかぁ…というのが、この本を読んだ感想です。

 

 

どちらかというと、本人よりもまわりの人が読んでみた方がいいかも…。

この本は大人よりも子どものいじめに重点を置いているので、お子さんがいる方や教育関係のお仕事の方には特におススメです。

それ以外でも、人をまとめる立場にある人にもオススメします。

いじめって、知らないうちに起きているものだから…なにか突然耳に入ってきた時に、この本の知識があれば、第三者の目で冷静に見ることができるかもしれません。

ありそうでなかった本かな、と思います。

↑の漫画バージョンもあるようなので、よかったら読んでみてくださいね。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

【読書】もういちど『うつヌケ』より「自分を好きになること」

以前書いた『うつヌケ』、日々、内容を思い出します。これがそういう場面かな?と思うのが「気温の変化が激しい」日が多いからなんです。

INDEX

 

「気温の変化が激しい」のも注意

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最近は、「気温の変化が激しい」ですよね。これが気持ちの変動の原因になる人もいると、『うつヌケ』で書いているんです。

これは、実は…読む前からそうかな?と思ってました。寒い地方に住んでるので、寒くなるのもはやいんですよ。

でも、こうして書いてもらえると「やっぱりそうだよね!」と思えるので、それだけでもこの本は読んでよかったと思っています。

みなさん、この季節は特に、気をつけてください!

 

以前紹介した『うつヌケ』

先週紹介したばっかりなんですけど…。

上のような憂鬱な時間が、重い場合はぜひ、読んで欲しいです。

気分の落ち込みがどういう時にくるのかわかるだけでも、スッキリすると思います。

www.rubyrubysea.com

 

大事なのは「自分を好きになること」

作者の気持ちが詰まった『うつヌケ』。

この本、一冊通して伝えていることは、うつを抜けるために大切なのは「自分を好きになる」ということ。

これは前回も書いたんですが…本当にこれが大事だと思います。つらい時って、どうしても他人と比べてしまったり、他人の言動が気になってしまったり…。そう思ってしまうのは仕方がないのですが「自分を好きになること」で、少しでも目を背けられたら…その方がいいなと、思います。

 

自分を優先することも大切

気持ちが落ちてしまうと、自暴自棄になってしまうこと、あると思うんです。

自分なんてって、思っちゃいます。

その気持ちもあって、どんなに大変でも、つらくても、仕事に行かなくちゃって思います。

だって、自分には仕事をこなすしか取り柄がないんだもの。

布団から出られないくらい辛くても、

「寝不足だから」

「寒くなったから」

こんな理由を並べて、頑張って重い頭を抱えて無理して会社に行く方、Twitterとか見ててもいっぱいいますよね…。

もちろん、その場合だってあるから(°▽°)それはがんばって出勤していただいて。

でも、職場や自分の心に問題があって起き上がることができない場合…わたしが言えたことではないですけど、本当に無理しないでください!

自分がどんな状態かわかんない場合は、病院で聞いてみればいいんですよ。

お給料をもらう以上、仕事をがんばることももちろん大事です。でも、弱った時は自分を優先することも、大事です。

自分を好きになって、自分を大事にしていきましょうね。

 

日曜日の夜〜月曜日はつらすぎるので、自分のためにも、書きました(((°▽°)))

「仕事をがんばる&自分を大事にする」のバランスがうまくとれるようになれたらいいですよね。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

【道重さゆみ】モーニング娘。時代の可愛いアルバム曲3曲【うさやし(鞘師里保)とうさとう(佐藤優樹)】

モーニング娘。って、かっこいい曲が多いんです。

メンバーがかわいいからかわいいイメージがあるけど、曲はほとんどかっこいいんです。

でも、もちろんかわいい曲もいっぱいあります。

特にわたしは…最推しがさゆなので…!

(数少ない)さゆが歌っている、かわいい曲を紹介します。

※アルバム曲ばかりになってしまったので、MVがありません…なので動画貼ってないです。すみません(>_<)

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『Fantasyが始まる』

これはカッコよくもあるんですが…さゆが歌うことで可愛くなってる!!

つんく♂さんの歌詞でカッコいいって思うのは、女性が自立しているんですよね。恋に翻弄されるかわいい女の子でありながら、でも、わたしはわたしっていうのがカッコいいところ。

この曲も、曲と歌詞がとにかくカッコいい&おしゃれ。

でも、主に歌ってるのが、自称世界一可愛い道重さゆみなので、あま〜い印象の曲になっています。

 

『好きだな君が』

道重さゆみと譜久村聖ちゃん(9期・現モー娘。リーダー)の2人で歌う曲です。

この2人の甘い歌声、たまらないです。

歌詞は、メロメロに恋してる女の子の気持ちを歌ってます。相手のことを大好きすぎて、かわいい!!

この曲もライブでしか見られませんが、道重さゆみ卒業コンサートの映像も見て欲しいです。話題になりました「フクムラダッシュ」が誕生したのは、この曲を歌うためでした。

 

『ラララのピピピ』

そしてそして、さゆのソロ曲!!

これさゆにぴったりすぎて、そして可愛すぎて、つんくさん天才〜〜〜(((o(*゚▽゚*)o)))♡ってなることまちがいなし!

The アイドル!!

ラララってなに?

ピピピってなに?

あのね………知らない!!

でもかわいい!

さゆの頭の中とキャラがそのまま歌詞になったような曲です♡

 

ララピピの「うさやし」ちゃんと「うさとう」ちゃん

www.instagram.com

最初は研修生の2人がバックで踊っていましたが、途中から「うさやし」ちゃんと「うさとう」ちゃんになったんです!!

ameblo.jp

「うさやし」ちゃん→鞘師里保

「うさとう」ちゃん→佐藤優樹

この時のララピピは、最初バックダンサーのうさぎちゃんたちだけがステージにいて、そのあとにさゆみ姫が踊りながら入ってくる演出だったんですが…。

さゆが出てきた時の歓声よりも、うさやし・うさとうちゃんが現れた瞬間のお客さんの歓声の方が大きかったようで、さゆみ姫がご機嫌を損ねてしまったくらい(笑)

すべてがか〜わ〜い〜い〜〜〜(//∇//)

 

↑はそれぞれのライブブルーレイです。

この3曲、とにかく頭から離れません!!

明るい曲たちなので、幸せな気持ちになります。

ぜひ、聞いて&見てみてください。

そしてよろしければ過去記事もよろしくお願いします↓。

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最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

【モーニング娘。カラフル期】元気になる曲3曲!

ちょっと前、モーニング娘。'14のがんばってる人用の曲を記事にしたんですが…思った以上に楽しかった…!

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なので、また、ちょっと?結構?前の《カラフル期》と呼ばれる時代の曲を紹介します。

どの曲もとにかくスルメソング。モーニング娘。にちょっとでも興味を持ってもらったなら、ぜひ動画だけでも見て行ってください。

INDEX

 

カラフル期とは?

皆さんご存知、モーニング娘。は加入を卒業を繰り返すグループです。

その結果…めちゃくちゃ長い。

前回「モーニング娘。'14」の記事を書きましたが、「'◯◯」がついたのも、時期をわかりやすくするためなんですよ。

いやいや、そんなことしなくても!て最初はツッコんだんですけど、今となっては、めっちゃ便利

その前はどうしていたかというと、勝手に期を決めてなんとなく分けていました。

カラフル期は、2011年ごろ、9期・10期が加入した頃から、長らくエースを務めてきた田中れいなが卒業するころまでを指します。

久しぶりに加入した新メンバー↓。

9期→譜久村聖生田衣梨奈鞘師里保鈴木香音

10期→飯窪春菜石田亜佑美佐藤優樹工藤遥

このメンバーが立て続けに入ってきたことで、モー娘。がガラッとフレッシュになりました。(それまではプロフェッショナルな集団で、《プラチナ期》と呼ばれていました。)

同時に、リーダーでありエースの高橋愛を始め、新垣里沙・光井愛佳らが続々卒業していった頃でもあります…。

つまり、プロフェッショナルなメンバーに、新しいメンバーで刺激が加わって、グループの新しい空気ができていった時代なんです!

 

『まじですかスカ!』

9期が入って最初のシングルです。

みんな幼くてかわい~~~♡はもちろんなんですけど、聞いてるだけでワクワクしてきませんか?そして頭から離れなくなる!

現在のモーニング娘。の曲とは違うので現在あまり聞かないですけど…すごく元気で可愛くて、大好きな曲です。

記事タイトルの「元気になる」は、完全にこの曲ありきでつけました。

 

 『One・Two・Three』

モーニング娘。50枚目のシングルということで、気合が入っていた曲です。

センターは、ベテラン田中れいな・まだ幼い鞘師里保の二人体制。

ギャルのれいなと、あどけない純な鞘師っていう、まったくタイプの違う2人がセンター…。

最高じゃない???

これがモーニング娘。だぞーーーー!!!って世界に叫びたい!!

最近はそのまま街を歩けるような髪型がおおいですけど、この時はいかにもステージ仕様な髪型なのも、良いですよね。

そしてもちろん、曲が最高。なんだこの歌詞?最初からかっこいい。そして可愛い。そして曲もかっこよくて豪華で、体がノッちゃう系(笑)。

あの、マジ…

これが、モーニング娘。!!!!!!

 

 『ワクテカ Take a chance』

こちらは、見て貰うとわかるんですけど…フォーメーションダンスが売りの楽曲。

でもね…そもそも、曲自体がめちゃくちゃかっこいいんですよ???

女の子の不器用な気持ちを歌いながらも、結局かっこよくなるんですよ。

「本気で抱きしめてみろ」とか「語ってみろ」とか、つんく♂さんの頭の中ってほんとどうなってるんだろう…。

そして、一度聞くと「チャンス」っていうワードが頭から離れなくなります。迷ってる時に聞くと、動かなきゃって、思ってしまう(笑)曲も動きたくなる性質を持っているんですよね。

やみつきになります。

 

  

自分で「3曲」って決めたんだけど、選びきれないです(T ^ T)

選ぼうと曲を確認していると、懐かしいなぁと思いながら、もっともっと大好きになっていきます。

1曲でも楽しいと思っていただけたら嬉しいです。

 

 最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

【三島由紀夫】スカッとする女性の小説2冊【エンタメ小説】

学生時代から大好きな、三島由紀夫。

こういう本についてはうまく書けないので、紹介できるのはもっと先だと思ってましたが…。

モヤモヤしてる時に読んだらスカッとしたので、書きたくなりました(°▽°)

INDEX

 

三島由紀夫

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三島 由紀夫は、日本の小説家・劇作家・随筆家・評論家・政治活動家・皇国主義者。血液型はA型。戦後の日本文学界を代表する作家の一人であると同時に、ノーベル文学賞候補になるなど、日本語の枠を超え、海外においても広く認められた作家である。

(Wikipediaより)

三島由紀夫といえば、割腹自殺のイメージが強いんですよね。すごい、厳しいというかそんなイメージがあって、読まない人には古臭そう、難しそう…というイメージがあるようです。

でも美しい日本語で小説を書く人なので、当然ファンもたくさんいます。

しかも…意外とテンポが良くて読みやすくて、おもしろいんですよ。

 

『エンタメ小説』として再注目されている三島由紀夫

三島由紀夫といえば、新潮文庫の赤い背表紙の"純文学"というイメージでした。

有名な『潮騒』や『金閣寺』など、美しくカッコいい日本語だから、世界も繊細で魅力的なんです。

そこに新しいイメージを提示したのが、筑摩文庫。

ちくま文庫の営業担当さんが、『命売ります』を「隠れた怪作小説 発見!」というキャッチコピーで2015年、「三島由紀夫のエンタメ小説」という新ジャンルを開拓しました。

開拓というか、もともとあったものなので言葉のとおり隠れているものをなんとか世に出そうと、きっとめちゃくちゃ頑張ったんですよね。出版社に勤めたいと思う人が思い描く夢のようなお話。しかも、ほんとにみんなが手にとってくれて、結果がついてきたんだから…ほんとにお話みたい。羨ましい!

そんな「エンタメ小説」的な作品の中から、2冊だけ紹介します。

文字が大きくてリズミカルで、サクサク読めてしまいます。

 

夏子の冒険

芸術家志望の若者も、大学の助手も、社長の御曹司も、誰一人夏子を満足させるだけの情熱を持っていなかった。若者たちの退屈さに愛想をつかし、函館の修道院に入ると言い出した夏子。嘆き悲しむ家族を尻目に涼しい顔だったが、函館に向かう列車の中で見知らぬ青年・毅の目に情熱的な輝きを見つけ、一転、彼について行こうと決める。魅力的なわがまま娘が北海道に展開する、奇想天外な冒険物語!

(「BOOK」データベースより)

夏子はわがまま娘だけれども、とっても美人。この紹介文を改めて読むと、まるでかぐや姫ですね。

夏子を自分のようだと思う人も、自分とまったく違うと思う人も、憧れる人も、絶対仲良くなれないという人も、いるでしょう。

でも本当は…心の底では…憧れてしまうと思う。夏子の自由奔放で、一本気な性格。

この本は最後まで読んでください。

スカッとしますから!

最後の一文まで、ちゃんとよんでくださいね!

この本は1冊とおしての………書いていいわかんないです^^;

もう…読んでください。

 

肉体の学校

裕福で自由な生活を謳歌している三人の離婚成金。映画や服飾の批評家、レストランのオーナー、ブティックの経営者と、それぞれ仕事もこなしつつ、月に一回の例会“年増園”の話題はもっぱら男の品定め。そのうち一人元貴族の妙子がニヒルで美形のゲイ・ボーイに心底惚れこんだ…。三島由紀夫の女性観、恋愛観そして恋のかけひきとは?

(「BOOK」データベースより)

文章だけなのに…文章だけだから?すごくおしゃれでスタイリッシュ。

主人公の妙子は、自らがデザイナーであるブティックを持つ、30代の元男爵夫人。生活も恋愛も自由奔放。三島の美しい日本語であるせいか、とても美しい光景が浮かびます。

そんな世界の、恋愛のお話。

元華族なんて聞くと、清いお付き合い…なんてとんでもない。いろんな人の言葉を借りてしまうけど、まるで『Sex and the City』。

妙子の気持ちが私にも突き刺さるように痛くて痛くてしょうがないところもありました。この2人の最後はどう終わるんだろう。三島はこんな恋愛をどう終わるんだろう…と、読んでいる間は仕事中も考えてしまいました。

最後は…女はそうでなくちゃね!て、自分はそう生きられるわけでもないのに(^^;)、さっぱりした気持ちになりました。

最後なので書けないですけど…元気になります。読んでみてください。

 

 

文字数が多くなるので、とりあえず2冊を選びました!

本当に面白いしサクサク読めるので、読書が苦手な人にもオススメですよ。

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!